ろうきん(労金)は全国13の組織にわかれています。北海道から沖縄まで13つあります。
ろうきんのカードローンについては個別の(エリアごとの)ろうきんの案内を確認ください。下記にリンクを用意しました。
せっかくの機会なので【ろうきん】そのものについてもわかりやすく解説します。実は、私が現役で勤務している時に同僚の銀行員で【ろうきん】さんからお金を借りている人もそれなりにいました。
【ろうきん】という単語は、一般の方にはあまり【馴染みのない単語・キーワード】かも知れません。でも働いている人ならみんな利用できる可能性があります。
【結論】
・以外と一般の方には認知されていませんが、資産形成・ローンともに相談に乗ってくれるいい金融機関です。
・自分の地域が身近なろうきんの対象エリアなら、前向きに利用を検討してもいいかも知れません。
■ 最大のメリットは金利が安い(低金利な)ことです。その仕組み・理由は?
ろうきん | 普通の銀行 |
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元々、ろうきんは非営利企業。 ろうきんの保証会社=日本労信協がありますが、勤労者の応援目的で国と連携したり、公的色彩の強い組織です。 営利目的のノンバンク等の保証会社よりも低い保証料であることは容易に想像がつきます。 ⇒ なので、普通の銀行よりも安い(低い)金利になっていると思われます。 | 住宅ローンなどは物件を見て担保価値を判断しますが、個人の評価は、提携会社=保証会社に任せる形の「審査」となっています。 ⇒ お客さまからいただく金利には、提携先=保証先への保証料が含まれています。 ⇒ 銀行の利益+保証会社への手数料をまかなうために、金利は高くなりがちです。 |
【特徴】 極度額500万円となった人も 極度額200万円となった人も 極度額50万円となった人も、 ⇒ 6%の適用 同じ条件(資格要件)なら、同じ金利水準となる。 | 【仕組みの特徴】 金利とカードローンの極度額との関係 (一つの事例です:極度額800万円の場合) 極度額800万円・・・高年収の人(たとえば1,500万円とか2,000万円という層)が相手 ⇒ 安心度が違うから低い金利となる。 ⇒ 低い金利でないと借りてくれない。 ⇒ 3%の適用 極度額200万円・・・年収500万円の人が相手 ⇒ 高い金利となる ⇒ 10%の適用 極度額50万円・・・年収200万円の人が相手 ⇒ 15%の適用 ※ つまり、極度額の違いによって適用される金利水準が違ってくる。 |
以外と穴場というか、ろうきんの存在を知らない人は知らないと思います。有効に活用できたらいいですね。
ろうきんとは
ズバリ【ろうきんの理念】からご案内します。
【ろうきんの理念】
【出典:全国労働金庫協会のホームページ】
ろうきんは、働く人の夢と共感を創造する協同組織の福祉金融機関です。(以下略)
またWikipediaには以下のようにあります。
労働金庫(ろうどうきんと、略称:労金(ろうきん))とは、日本において預金の受け入れ、資金の移動や貸し出し(融資、ローン)、手形の発行などを行う金融機関の一つであり、その根拠となる労働金庫法に基づく業務を実施している共同組織金融機関である。手形・小切手法の適用においては、銀行と同視される。
【出典:Wikipedia】
基本的には労働組合(労組)や生活協同組合(生協)などが会員となり、会員が出資を行い、会員へのサービスを目的として非営利組織(協同組織)である。この点が株式会社である銀行とは組織形態が異なる。また信用金庫も同様に協同組織形態をとり、会員の対象を営業地域内としているが、会員の構成は異なる。
【サンプル】長野ろうきんのホームページから【銀行との違い】
銀行との違いについてわかりやすい案内がありました。抜粋してご紹介します。
ろうきんの商品・サービス内容は、銀行とほとんど同じです。しかし、基本スタンス(目的・運営・運用)がまったく異なります。
「長野ろうきん」は長野県にお住まい、お勤めの方であればどなたでもご利用いただけます。
◆ろうきんの基本姿勢
目的ろうきんは、はたらく仲間がつくった金融機関
ろうきんは、労働組合や生活協同組合のはたらく仲間が、お互いを助け合うために資金を出し合ってつくった、協同組織の金融機関です。
わが国に金融機関はたくさんありますが、はたらく仲間とその家族の生活が豊かになることを目的につくられた金融機関は、ろうきんだけです。
はたらく人たちの暮らしを支え、快適で過ごしやすい社会づくりをめざしています。
運営ろうきんは、営利を目的としない金融機関
銀行は株式会社であることから、主要株主の意向に運営が左右され、一般利用者の小さな声はなかなか反映されません。一方、ろうきんは「労働金庫法」という法律に基づいて、非営利を原則に、会員(労働組合、生活協同組合などの団体)およびその構成員の一人ひとりが主人公として、公平かつ民主的に運営されています。
運用ろうきんは、生活者本位に考える金融機関
ろうきんの預金・ローンなど商品や各種サービスなどは、銀行とほとんどかわりません。しかし、はたらく仲間から預かった資金は、大切な共有財産として考え、住宅・教育・マイカーなどの資金としてはたらく仲間の生活を守り、より豊かにするために使われています。企業中心に融資している銀行とは、資金の運用面でもはっきり違います。
【出典:長野ろうきんのホームページ】
要は金融機関としての設立の根拠となった法律が違うのです。でも商品メニューは・・・ほぼほぼ同じです、ということになります。
ろうきんのカードローン申込みの基準(審査基準)
基本的には年収が150万円以上ある(勤務年数1年以上)人が申し込める形です。なので、パート・アルバイトだと厳しいと思われます。
・自分の勤めている会社が、そのエリアを管轄・担当するろうきんに出資している組合員(会員)の方。
・年収が150万円を超えるパート・アルバイトの方なら申込み基準をクリアする可能性がありますが、普通のパート・アルバイトの方だとハードルは高いといえます。
・最高500万円まで。金利水準が低いのがメリット。
・未成年でも(他の金融機関は20歳以上が一般的なのに対して)、18歳以上なら利用可能です。
(ただし未成年者は親の同意が必要です)
※ 詳しくはお住まいの地域のろうきんに確認するのがいちばんです。
全国のろうきん(カードローン)
全国13ブロックというエリアにわかれています。当初に県単位でスタートしたところもあります。そんなところは今でもそのまま県単位での扱いになっています。
ろうきんのカードローンに興味のある方は自分の住んでいるエリアのろうきんに問い合わせてみるのもアリだと思います。何といっても・・・
北海道ろうきん
北海道にお住まい・お勤めのお客さまが対象となります。
【マイプラン】
・北海道にお住まいの方なら原則どなたでも。
・北海道ろうきんに普通預金口座ありなら、WEBで完結(申込みから契約まで)
・金利:年3.8%~10.98%(年齢や、ろうきん会員か一般勤労者かで違ってきます)
・コンビニのATMで利用可。
・金額(極度額):30万円~300万円
※ スマホ・PCからの申込みは30万円~100万円まで
\ 北海道ろうきんへのリンク /
⇒ 北海道ろうきん
東北ろうきん
青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県にお住まい・お勤めのお客さまが対象となります。
【マイプラン】
・最高500万円
・金利:6.0%~6.4%(給振や公共料金の口座引き落としで優遇あり)
【マイプラン・WEB完結型】
・最高100万円
・金利:4.0%~6.4%
\ 東北ろうきんへのリンク /
⇒ 東北ろうきん
中央ろうきん
茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県にお住まい・お勤めのお客さまが対象となります。
中央ろうきんの【マイプラン】
・最高500万円
・金利:引き下げあり
:団体会員構成員・・7.075%(提示金利) → 3.875%(最大引下げ後金利)
:生協会員構成員・・7.255%(提示金利) → 4.055%(最大引下げ後金利)
:一般勤労者・・8.475%(提示金利) → 5.275%(最大引下げ後金利)
\ 中央ろうきんへのリンク /
⇒ 中央ろうきん
新潟ろうきん
新潟県にお住まい・お勤めのお客さまが対象となります。
新潟ろうきんの【マイプラン】
・2つのタイプがあります。限度額が低くなるほど金利が高くなる商品と、限度額によっても金利が変わらない商品。
・最高500万円
・金利が変わるタイプ 金利:5%~15%
・金利が変わらないタイプ 金利:7%で固定
\ 新潟ろうきんへのリンク /
⇒ 新潟ろうきん
長野ろうきん
長野県にお住まい・お勤めのお客さまが対象となります。
【長野ろうきんのカードローン】
・100万円以下なら来店不要(WEB完結)
・110万円以上は仮審査から
・金利:2.7%~5.1%(資格要件があります)
・10万円~(最高)500万円
\ 長野ろうきんへのリンク /
⇒ 長野ろうきん
静岡ろうきん
静岡県にお住まい・お勤めのお客さまが対象となります。
【静岡ろうきんのカードローン・WEBマイプラン】
・10万円~100万円
・WEB完結型、融資利用まで来店不要
・4.275%~9.275%
・20歳~65歳(18歳、19歳の成人はマイプランをお申込み)
・県内在住、県内勤務先。勤務先が会員なら県外在住でも可。
【静岡ろうきんのカードローン・マイプラン】
・最高500万円
・4.275%~9.275%
・県内在住、県内勤務先
\ 静岡ろうきん /
⇒ 静岡ろうきん
北陸ろうきん
富山県・石川県・福井県にお住まい・お勤めのお客さまが対象となります。
北陸ろうきんのカードローン
【マイプラン】金利:4.8%~10.2%、限度額:10万円~300万円
【WEBマイプラン】金利:4.8%~11.5%、限度額:30万円・50万円・100万円
毎月返済5,000円~(借入限度額によって変わります)
\ 北陸ろうきんへのリンク /
⇒ 北陸ろうきん
東海ろうきん
愛知県・岐阜県・三重県にお住まい・お勤めのお客さまが対象となります。
東海ろうきんのカードローン
・金利3.900%~8.550%
・最高限度額500万円
・マイプラン(~500万円)、ロッキー21(~50万円)、モバイルカードローン(~50万円)、WEBマイプラン(~100万円)
⇒ 東海ろうきん
近畿ろうきん
滋賀県・奈良県・京都府・大阪府・和歌山県・兵庫県にお住まい・お勤めのお客さまが対象となります。
【WEB完結型マイプラン】
・30万円、50万円、100万円
・金利:6.0%~7.9%
・毎月返済:5,000円~(借入残高・極度額によって変わります)
【スマートチョイス】
・100万円~500万円
・金利:3.9%~5.5%
・毎月返済:3,000円~(借入残高・極度額によって変わります)
\ 近畿ろうきんへのリンク /
⇒ 近畿ろうきん
中国ろうきん
鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県にお住まい・お勤めのお客さまが対象となります。
【マイプラン】
・10万円~500万円
・金利:5.375%~8.375%
・毎月返済:5,000円~(借入残高・極度額によって変わります)
【U-30マイプラン】
・10万円~500万円
・金利:5.375%~5.775%
・毎月返済:5,000円~(借入残高・極度額によって変わります)
\ 中国ろうきんへのリンク /
⇒ 中国ろうきん
四国ろうきん
徳島県・香川県・愛媛県・高知県にお住まい・お勤めのお客さまが対象となります。
【マイプラン】
・10万円~300万円
・金利:6.025%~11.6%
【Rプラン300】
・100万円~300万円
・金利:4.30%
【Rプラン500】
・300万円超~500万円
・金利:3.70%
※ 金利の他に保証料が上乗せされます。
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⇒ 四国ろうきん
九州ろうきん
福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県にお住まい・お勤めのお客さまが対象となります。
九州ろうきんのカードローン
【マイプラン】会員の方 10万円~500万円 金利:変動金利9% 最大引下後6%
【マイプラン-Beサイド-】生協組合員・一般勤労者の方 10万円~100万円
【マイプランつかえ~る】会員の方限定 10万円~500万円
【WEB完結型マイプラン】10万円~100万円 金利:6.0%(最大引下げ)~9.4% 毎月返済額:5,000円~(借入残高や極度額によって変わります)
\ 九州ろうきんへのリンク /
⇒ 九州ろうきん
沖縄ろうきん
沖縄県にお住まい・お勤めのお客さまが対象となります。
沖縄ろうきんのカードローンは3種類。
【マイプラン】限度額:10万円~500万円 金利:5.1%~5.9%
毎月返済5,000円~(借入限度額によって変わります)
【WEBマイプラン】限度額:10万円~100万円 金利:6.8%~9.8%
毎月返済5,000円~(借入限度額によって変わります)
【Qカードみらい】沖縄ろうきんに給振の指定をしている方専用
限度額:10万円~500万円 金利3.2%~5.4%
毎月返済4,000円~(借入残高や極度額によって変わります)
\ 沖縄ろうきんへのリンク /
⇒ 沖縄ろうきん
ろうきんの魅力は低金利の他に、金融セミナーもありがたい
会社・職場単位での連携となりますが、時に個別の職場で従業員の方々相手に、貯金や資産づくりについての勉強会(セミナー)を開催してもらえることがあります。
興味のある資料を【郵送】で送ってもらえます。遠慮なく手を上げてみてもいいかと思います。下記画像の冊子はタメになります。
金融リテラシーを身に付けよう。
・生活スキルを高める
【出典:九州ろうきん・金融リテラシー】
・健全で質の高い金融商品を育てる
・家計の金融資産を有効活用する
この金融リテラシーという資料(冊子)の中に、ライフプラン編とローンの利用編、契約編、資産づくり編があります。
マジで勉強になります。ぜひ機会があったら手にしてみてください。
ろうきんに電話・メールして、「もらえませんか」とお願いすればくださると思います。
残念ながら我が国では、学校で「お金の知識」「お金と人生のかかわり方」などの教育を受ける機会がありません。ぜひ、読んでみて欲しい一冊です。
まとめ
【まとめ】
・ろうきんのカードローンは銀行系・ノンバンク系・消費者金融系に比較して、金利が低いのがメリットです。
・それでも反復での利用でズルズルと限度額いっぱいの残高が推移するような使い方だと金利負担はバカになりません。
・あくまでも緊急避難時的な使い方にとどめて、できるだけはやく残高をゼロにすることを意識してください。
・カードローンのお申込みから実際にお金が借りれるまで ⇒ まちがいなく数週間はみておいた方が(覚悟しておいた方が)ベターです。
普通の地方銀行などは保証会社(信販会社・消費者金融会社等)と提携しています。ということは銀行と保証会社の2者で儲けを確保しないといけません。⇒ 自然と金利は高くなりますね。(言葉は悪いですが【山分け】する必要がありますから)
【追伸】
同じ地元の銀行・金融機関や全国区のカードローン会社等と十分に比較してみることをおすすめします。
ここまでありがとうございました。
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